2024年7月24日 子牛の健やかな成長に欠かせないIgAと「スタート18」 前回「IgGだけじゃない!? 免疫グロブリンについて」で、IgAについて紹介しました。IgAは、粘膜で病原体から体を守る門番の役割があり、ヒトと同じように子牛にとってもIgAが高い状態にすることで感染症予防に役立つといえ […]
2024年7月8日 IgGだけじゃない!? 免疫グロブリンについて 免疫グロブリンは、体に侵入してくる異物(主にウイルスや細菌などの病原体)と戦うタンパク質のことで「抗体」とも呼ばれており、免疫細胞から作られます。 生まれたばかりの子牛は、母牛からの初乳を飲むことで初めて免疫グロブリンを […]
2023年2月28日 炭水化物とエネルギー ~飼料中炭水化物の区分~ 飼料成分の中で炭水化物に区分される項目は、揮発性脂肪酸(VFA)、糖、でんぷん、ペクチン、ヘミセルロース、セルロース、リグニンとなります(図1-1)。 牛の餌の大半は植物ですが、植物細胞の構成成分の中で、細 […]
2023年1月30日 初乳や初乳製剤を活用して子牛の下痢を減らそう 質の良い初乳が多く搾れた時、冷凍してストックしておく酪農家さんは多いのではないでしょうか?今回は、余剰初乳や初乳製剤を出生直後だけではなく、14日齢まで給与して子牛の健康状態を改善した事例をご紹介します。 「14日間の初 […]
2022年9月30日 酵母の給与と乳生産の関係 ウシに対する酵母菌の給与は50年以上の歴史があり、酵母の給与についての試験研究も数多く行われています。「私たちの強み~イースト菌~」でも解説している様に、基本的には嗜好性の向上、健康状態の改善、乳量の増加といったプラスの […]
2022年7月29日 ロボット搾乳に適した配合飼料の特徴は? 嗜好性が高く粉化しずらい飼料が適しています。 「ロボット搾乳における濃厚飼料給与の考え方を知りたいです」 搾乳ロボットにおける飼養管理では、つなぎやフリーストールとは違った技術が求められます。具体的には、ロボット内で給与 […]
2022年6月14日 乳牛の暑熱ストレスに対するベタインの給与効果 暑熱対策の必要性が年々高まってきています。対策としては施設面、または飼養面からのアプローチが考えられます。ビートから分離精製される機能性成分ベタインについて、ニッテン配合飼料では脂肪代謝を促進する機能に着目した製品(かん […]
2022年4月18日 メタン抑制技術について ~ビート根部の発酵~ 「牛のげっぷが地球温暖化を加速する―」という言葉を近年耳にするようになりました。ウシや羊などに代表される反芻動物は、消化管の中に微生物を飼って草の消化を行いエネルギーを得ています。草の繊維質を分解する過程で生じる副生物の […]
2022年2月15日 タイトジャンクションとリーキーガット 腸管上皮細胞はタイトジャンクション(密着結合:TJ)という構造で細胞同士が結合しています。幅は10ナノメートル以下でありタンパク質が通過できる程度で、細菌やウイルスなどの有害物質は通過できないバリアとなっています。 &n […]
2021年6月21日 子牛はどのように免疫を獲得しますか? 初乳に含まれる免疫グロブリン(Ig)を腸で吸収することで免疫を獲得します。 「子牛はいつ免疫を獲得できますか?」 子牛は生まれた後、母牛の初乳を飲み腸で抗体(免疫グロブリン:Ig)を吸収することで初めて免疫を獲得すること […]