私たちの強み
ニッテン配合飼料の特徴
糖蜜の嗜好性
「糖蜜の香りが飼料の嗜好性をあげ、牛の飼料採食量を向上させます」
糖蜜は図1のようにてんさいからビート糖を製造する過程で得られる副産物で、黒褐色の粘りのある液体です。糖蜜はエネルギーが高く甘い香りが飼料の嗜好性を高めます。
表1は繊維含量の高いTMRに糖蜜を添加した場合の乾物摂取量、採食時間および採食スピードを示したものです。乾乳牛1頭当り、TMRに糖蜜を1kg/日添加したところ、乾物摂取量が増加した一方で、採食時間が短くなり、また採食スピードが速くなりました。この結果は糖蜜を添加することで飼料の嗜好性をあげ、牛の採食量を向上させたことを示しています。
弊社ではサプラスという主原料が糖蜜とアルコールの牛用液状混合飼料をご用意しています。
糖蜜の給与方法と給与効果
「飼料にかけることで採食量が向上します」
糖蜜は粘性が高いので70℃以上に温めるか、水で2倍に希釈して飼料と混ぜたり、牧草やサイレージ、残渣に振りかけて食べさせます。推奨給与量は乾乳牛で0.5~1.0 kg/頭・日、泌乳牛で0.5~2.0 kg/頭・日とされています。
糖蜜の栄養成分を図2に示しました。6割以上が糖分で、粗蛋白は6.5%、その他には各種ミネラル等が含まれています。ルーメン内の微生物に利用されやすい糖分を多く含み、液状である事が糖蜜の飼料としての特徴です。
嗜好性が向上することによって、乾物摂取量の増加やストレス時の採食量維持が期待できます。また、乳成分の増加、NDF消化率の向上、増体や繁殖成績の改善が報告されています(Senthilkumarら. 2016. International J Sci Enviro)。
糖蜜のサイレージ添加剤としての利用
「糖蜜をサイレージに添加すると、乳酸発酵を促進し品質の良いサイレージが作られます」