私たちの強み
ニッテン配合飼料の特徴
活性イースト菌の牛のルーメン内微生物に対する効果は?
「ルーメン内微生物培養液中で嫌気性菌とセルロース分解菌を増加させます」
弊社では、製糖の際に作られる糖蜜を利用して活性イースト菌を培養しています。一般的にはパン作りに利用されている活性イースト菌ですが、牛に対しても様々な給与効果があります。
飼料に含まれる活性イースト菌は通常胞子の状態で存在していますが、牛に給与するとルーメン内で出芽し、嫌気性菌やセルロース分解菌を増加させます。表1はルーメン内微生物の培養液にイースト菌を添加しなかった(無添加)培地と添加した培地の嫌気性菌およびセルロース分解菌数を示したものです。イースト菌を添加することで、嫌気性菌とセルロース分解菌の数がともに増えることがわかります。
最新の研究では、低質粗飼料で管理されている肉用育成牛に活性イースト菌を給与したところ、粗飼料のNDF消化率が向上したことが報告されています(Perraら,2021)。