牧場紹介①北海道足寄町「ありがとう牧場」
弊社の製品をご愛顧いただいている牧場や製品を紹介します。
第1回目は放牧酪農の第一人者、吉川友二さんが経営する「ありがとう牧場」です。
「ありがとう牧場」について
ニュージーランドの牧場で4年間の修行を経て2000年に就農した吉川さん。自身の酪農のことをニュージーランドのコピー&ペースト酪農と呼び、その最大の特徴は放牧と季節繁殖です。「季節繁殖」とは、春に子牛を分娩させて、冬は牛乳を搾らない期間を作って、約二か月間乳房を休めることです。
約70ヘクタールの牧場面積に、59頭の搾乳牛、23頭の後継牛、4頭のサラダビーフ、29頭の子牛がいます。「サラダビーフ」とは放牧草のみで飼養された牛のことで、お肉は草の凝縮したもの、ということからサラダと呼んでいます。またご自身が生産する牛乳は野菜ジュースとも呼んでいます。厳しい十勝の環境下で頑張る牛たちへ、感謝の気持ちを持ちが込められています。
放牧酪農は奇跡の農法である
放牧することで牛たちが大地を歩き回り、草を食べ、ふん尿を土地に還すことで、草地という生態系を新しく作り出すことができます。それは自然の力を最大限に活かすことにもなる。そう吉川さんは言います。
年々減り続ける酪農家戸数に危機感を覚える吉川さん。資材や配合飼料の高騰などの厳しい情勢ですが、放牧酪農の魅力や楽しさを発信し続けています。
放牧の牛乳は美味しい
放牧牛乳の大きな特徴は乳脂肪です。放牧の牛の乳脂肪は不飽和脂肪酸で、一般的な牛乳に比べ共役リノール酸は4倍、オメガ3脂肪酸・ベータカロテン・ビタミンEも多く含まれています。美味しいだけでなく健康に欠かせない成分がたくさん含まれています。
ありがとう牧場の牛乳はその美味しさから、新千歳空港や都内のお店から取引を依頼されています。牛乳の美味しさに感銘を受けた外国人観光客が牧場まで足を運んだこともありました。町内外で人気のある「しあわせチーズ工房」へ原料乳の提供もしています。
ありがとう牧場牛乳・アイスの販売について
しあわせチーズ工房HPや足寄町や本別町の道の駅、足寄町のふるさと納税などから購入可能です。
ありがとう牧場HP:https://arifarm.net/
しあわせチーズ工房HP:https://www.shiawasecheese.com/
足寄町道の駅:https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2639/
本別町道の駅:https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/3021/